リビングの広さ

家族の寛ぎの場所であるリビング、広さはどれくらいか

賃貸住宅を探す時、どうしても譲れない条件というのがあると思います。例えば通勤通学に便利な場所が良いとか、夏に暑すぎるのも困るが日当たりは絶対に欲しい、といった具合です。他にも間取りや広さを重要視する人も多いでしょう。特に一家団欒の場所でもあるリビングに関しては、広い方が快適だと考える人も少なくありません。

ただ理想的な広さとなると、家族構成によって変わってくるでしょう。次に示すのは、賃貸物件ではなく分譲住宅の例になりますが、住む人のニーズを反映したデータとして、参考までに挙げておきましょう。まず核家族世帯向けマンションですが、13畳から16畳のリビングダイニングといった間取りの物件が多いそうです。大都市圏の一戸建て住宅ですと、リビングとダイニングキッチンを合わせた広さは、平均して16畳から20畳くらいと言われています。

本当に広いリビングは必要なのか

もし20畳ものリビングがあれば、子供が複数人いる家庭でも十分なスペースを確保できるでしょう。賃貸でも、戸建てなら大きめのソファーやテーブルを配置できるような広々としたリビング付きの物件が探し出せるかもしれません。一方で家具を配置しすぎると、部屋が狭く感じられたり、掃除が面倒になるのも確かです。 実際、家を借りたり購入した人の話を聞いていると、リビングの広さと住み心地の良さは必ずしも比例しないようです。例えば、それほど広くないけれど特に不便を感じないとか、無理して広いリビングのある物件を選んだが実際には必要でなかった、といった声もあります。ファミリー世帯ならともかく、特に単身者や夫婦のみの世帯であれば、リビングの広さにこだわって探す必要はないでしょう。